2012年6月12日火曜日

パソコンで絵を描くときは2窓で作業するとはかどるよ【Illustrator・PhotoShop・sai】


意外と知られていないようなので、2窓作業のやり方と利点をご紹介します。

PCで絵を描く際、細かい部分を拡大して作業していると、全体を確認するのにいちいち画面を拡大して、縮小して、と繰り返すことになり、大変煩わしいです。
そこでおすすめなのが、2窓作業です。

同じ作業ファイルを二つ開いて並べ、片方のウィンドウは全体像を表示させておき、もう片方のウィンドウを拡大して作業します。
これによって全体のバランスを見ながら細部を描き込むことができ、非常に便利です。

小さめのモニターひとつで作業しているような環境だとちょっと厳しいかもしれませんが…
ワイドディスプレイを使用していたり、マルチモニタ(複数ディスプレイ)にしている人なんかは特におススメです。

2窓にすると、単独ウィンドウで作業するときよりは、メモリをちょっと食いますが。

ここでは、私がイラストを作成する上で使用しているIllustrator・PhotoShop・saiでの2窓のやり方をご紹介します。ただし、ソフトのバージョンによってはやり方が違うかもしれませんのでご了承ください。(例はCS5)




Illustrator

※まず、表示させておきたいレイヤーを表示させておくこと

[ウィンドウ]→[新規ウィンドウ] まずこれで同じ作業ウィンドウがふたつになります。

次に[ウィンドウ]→[アレンジ]→[並べて表示] で、下記のようにウィンドウが二つに並びます。 


これで片方のウィンドウで全体を確認しつつ、片方のウィンドウを拡大し、細部を描き込むことができます。
下記のように、一方をアウトライン表示にしても一方はプレビュー表示状態を確認しつつ作業ができます。


またイラレの場合、各ウィンドウのルートのレイヤーの表示・非表示は連動しません。(入れ子のレイヤーとオブジェクトは連動する)
下記では女性とファイルは別レイヤーになっています。一方のウィンドウでファイルのレイヤーを非表示にしてみましたが、もう一方のウィンドウでは表示されたままになっています。


PhotoShop

まず次のようにして作業ウィンドウを複製します。[ウィンドウ]→[アレンジ]→[○○.psdの新規ウィンドウ](○○はファイル名)

次に、[ウィンドウ]→[アレンジ]→[並べて表示] でウィンドウを並べます。これで完了です。

また、PhotoShopの場合、レイヤーの表示・非表示はルートや入れ子に関係なく連動します。下記では片方の作業ウィンドウでファイルレイヤーを非表示にしましたが、もう片方のウィンドウのファイルレイヤーも非表示になりました。


sai

[ビュー]→[新規ビュー]で、作業ウィンドウを複製します。
次に、ウィンドウの右上にある、下記のボタンをクリックします。


すると、二つのウィンドウがフローティングするので見やすいように大きさを調整してから作業に入ります。


また、saiの場合、レイヤーの表示・非表示はルートや入れ子に関係なく連動します

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