NiVE2をインストールしてみたけど、「手も足も出ない」状態の人が、「難しいことはいいから、とにかく素材を動かせるようになる」ことが目標です。
(とか言いつつ、今回は少し難しめの話が出ます)
【第3回のポイント】
- 座標について
- レイヤーの移動(その1)
- コンポジションとアンカーポイントの関係
※画像はクリックで拡大表示します。
まずはNiVEを起動して前回作成したプロジェクトファイルを開きます。
歌詞を表示させる領域(黒い帯)を作る
歌詞を入力していく前に、歌詞の下に置く黒い帯を作ります。アイテムパネルの空いているところを[右クリック]→[カラーイメージの作成]から、黒いカラーイメージを作ります。
今回は、縦のサイズを70pxに設定します。
カラーイメージの作成方法は、前回で詳しく解説していますので、そちらを参照してください。
作成したカラーイメージは、「平面 黒 [640,70]」という名前にリネームしました。
アイテムパネルから作成した黒いカラーイメージをダブルクリックし、コンポジションにレイヤーを作ります。
プレビュー画面を見ると、細長いレイヤーの枠は表示されていますが、黒い画像は見えません。
これは、「平面 黒 [640,70]」のレイヤーが「平面 白 [640,384]」の下にあるためです。
「平面 黒 [640,70]」を上にしましょう。
タイムラインパネル上でドラッグ&ドロップすることで、レイヤーの上下を入れ替えることができます。
「平面 黒 [640,70]」を一番上にもっていきます。
すると、プレビューで黒い帯が見えるようになったと思います。
コンポジションとレイヤーは、自分の座標を持っている
ここから座標の話が出てきます。馴染みのない人にとっては少し難しいと思いますが、NiVEを扱う上で基礎となる部分なので、頑張ってついてきてください。また、こちらの動画→(NiVE難民を救済する動画 【座標の読み方】)がかなり座標について分かりやすく丁寧に解説されていますので、参照ください。(※NiVE1の解説動画なので、画面の構成などNiVE2と異なる個所もあります)
コンポジションとレイヤーは左上を(0,0)とした座標を持っています。(下図参照)また、アンカーポイントの初期位置は、レイヤーの中心です。
下の図を例にすると、サイズが200×250のレイヤーのアンカーポイントの初期位置の座標は、(100,125)ということになります。
レイヤーを移動させる
黒い帯を画面の下部へ移動させます。タイムラインパネルの「平面 黒[640,70]」レイヤーの、三角のアイコンをクリックして展開、さらに「トランスフォーム」の三角のアイコンをクリックし、左図のように展開します。
アンカーポイントの数値を見てください。「320×35」となっていますが、これはレイヤーの(320,35)の位置にアンカーポイントがあるということを示しています。
アンカーポイントの数値を、「320×70」と変更します。
アンカーポイントが左図のように変更されました。(画像はクリックで拡大します)
さらに、位置を変更します。位置の数値は、コンポジションの座標です。
コンポジションの下部に持っていきたいので、「320×384」と設定します。
コンポジションの下部にぴったりとつくように、レイヤーが移動しました。(画像はクリックで拡大します)
コンポジションとレイヤーの座標と、アンカーポイントの関係
コンポジションとレイヤーの座標と、アンカーポイントの関係を、下図にまとめました。
今回はこれで終わりです。
座標の考え方は慣れるまでは少し難しいかもしれません。でも、なんとなく「そんなもんか」というイメージを持って使っているうち慣れるものなので、あまり不安にならなくても大丈夫だと思います。
次回は、歌詞を入力していきます。
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